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飯山市 / S邸 / 父、長男、次男
ワンフロアで暮らしを完結 シンプル&コンパクトに暮らす
冬季は2mもの積雪がある豪雪地に建つS邸。以前は私道のある家に暮らしていたが、「除雪の負担を減らしたい」と道路にアクセスしやすい土地への新築を決めた。重視したのは、豪雪地ならではの備えとホテルのような使い勝手の良さ。「出張でホテルに泊まるたび、必要なものがすべて身近にそろい、コンパクトに過ごせて便利だと思っていました」と話す。
さまざまな会社を検討した結果、施工は地元の村上建設に依頼。「豪雪地での豊富な実績は何よりの信頼。性能が高いことと、手掛けた家の雰囲気や担当の飯田さんの人柄も決め手でした」。プランニングで要望したのは、ワンフロア暮らしを叶えること、雪の処理を考えて家の周囲のスペースを広く取ること、デザインと実用の調和が取れる片流れ屋根であること。詳細を詰めていく際は、「ホテルのように暮らせる家」というテーマが判断を助けてくれた。
完成した住まいは、リビングから寝室や水回りに直接アクセスできる、まさにホテルのような動線がポイント。2階は子どもたちのスペースのみとし、ワンフロア暮らしの希望も叶えられている。リビングの一角には念願のペレットストーブが。「体の芯から暖まるし、炎を眺めながら呑む時間は格別」とSさん。収納の工夫で整然と暮らせるようになり、居心地良さとあいまって暮らしの質が格段に上がったという。「除雪もラクになり、暮らしやすさは想像以上。冬が嫌じゃなくなりました」と話すSさんの、穏やかな笑顔が印象的だった。
(ナガノの家Vol.21(2024春夏号)/ナガノの家PREMIUM2025掲載)
室温が一定に保たれ、冬も半袖で過ごせるほどの性能の高さを誇る「M-SET-EX工法の家(Light)」のS邸。リビング壁面の格子内には、床下全館冷暖房システムを司る床下エアコンが装備されている。窓辺の土間には「炎を眺めて過ごしたい」というご主人の希望でペレットストーブも置いた