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中野市 / K邸 / 息子、母
ケアする人もされる人も快適、気持ちも自然と前向きに
先祖代々受け継いできた屋敷と農園を持つKさん。築100年の旧宅では、台風19号の浸水被害による損傷に加え、古さゆえのすき間風にも悩まされていた。高齢のお母さまの介護が必要な状態となり、「母が元気なうちに暖かい家に住んでもらいたい」と考えて建て替えを決意した。
数社とやり取りする中で、「一番親身になってくれた」のが村上建設。「無垢材へのこだわりと、担当の白井さんの熱意が決め手になりました」。間取り図作成ソフトを使ってKさん自ら考えた間取りをベースに、プロの目線で改良を加えてプランが完成した。
「これからの介護生活を考えると、平屋とバリアフリーという条件はマストでした」と話すKさん。玄関ホールを中心に、お母さまの部屋、トイレ、ご自身の寝室を集約した。「声がかけやすく、昼も夜も安心感があります」。
逆サイドにはゆったりとしたLDKを配置。「以前は和室メインでしたが、ソファでくつろげるのが嬉しい。個室とはエリアを分け、来客も気兼ねなく通せます」と笑顔に。LDKには、仏事にも対応できる縁側付きの和室も隣接させた。玄関のシューズクローク、キッチン横の大容量パントリーなど、適所にある収納のおかげでスッキリ暮らせるのも魅力。念願だった“暖かさ”に関しても、高気密・高断熱とガス熱源ルームヒーターで「冬も実に快適でした」と振り返る。
新しい住まいになり、「気持ち的にも前向きになれた」とKさん。介護の負担を軽減し心も軽くする、みんなにやさしい住まいができあがった。(ナガノの家Vol.22(2024秋冬号)掲載)