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長野市 / K邸 / 夫、妻
奇抜でなく古典でもなく素材を活かす家づくり
ご主人の生家が災害にあい、取り壊して新しい家を建てる選択をしたKさん。かねてより地域のつながりで知り合いだった関工務店に相談をしたのが、プランニングのはじまりだ。「できる限りの要望は叶えたい」と同社代表の関さんは、何度も足を運び丁寧にヒアリング。ひたむきな姿勢がご夫妻の心に残った。
その熱意が感じられるエピソードのひとつが、和室の床柱に据えられたアスナロ。通常あまり使われない珍しい材だが、「『明日はヒノキになろう』っていう一途さが好きなんだよね」というご主人の思いを聞き、アスナロを扱う材木屋を必死に探し当てたのだという。関さんは、「おふたりの話から、“過ごしやすさ”と“自然由来の本物の材料を使う”ことにこだわりました。そのうえで、コスト面は納得いくまで何度も相談しましたね」とも。こだわりの空間や素材は何カ所もあるが、そのほとんどが関さんからの提案だということからも、ご夫妻が寄せる信頼の高さがうかがえる。
「仲間を呼んで2階から花火を見たり、帰省した孫が遊び回ったり、家での時間が本当に充実しています」と笑顔のご夫妻。心穏やかに過ごせる、安心の住まいが完成した。
(ナガノの家PREMIUM 2022掲載)