上松町 ／ H邸 ／ 夫、妻、夫の母

潔く収納スペースを廃して、好みの使い方を楽しめるキッチンに

「古民家に合うアンティーク調の、ヒノキの風合いが気に入ってます」

　ご主人の実家であるH邸は、100年近い築年数を誇る2階建ての古民家だ。ご主人のお母さまとここで暮らし始めたのは約8年前で、物であふれていた家の中を少しずつ片付けながらリフォームの機会をうかがっていた。
　具体的に動き始めたのは2年前。当初はキッチンも含めて地元の工務店に見積もりの依頼をしたが、「ほかにはないキッチンにしたい」という思いから、厨房空間のみはオーダーキッチンを得意とするRoomsへの依頼を決めた。

　キッチンには、ご夫妻がRoomsのショールームでひと目ぼれした木曽ヒノキを用いたオリジナルの天板のフレームキッチンを採用。古民家に違和感なく溶け込むアンティーク調の天板と無機質なアイアンやステンレスシンクの組み合わせが、絶妙なかっこよさと味わいを生み出している。「好みの雰囲気に仕上がりました。もちろん使い勝手も抜群」と奥さまが笑顔で答えてくれた。（ナガノの家リフォームリノベーション　Vol.7掲載）