松本市 ／ H邸 ／ 夫、妻、長女

背景を彩る青が差し色に　L字型に配した広々LDK

白を基調としたＨ邸のなかでもひと際目立つのが、ＬＤＫの一面の壁に取り入れたターコイズブルーだ。「ちょっと不安もありましたけど、出来上がってみたら大成功です」とご夫妻。ふたりの共通の趣味であるアニメのフィギュアを飾るために、天井から床まで高さがある棚も設置。多くの時間を過ごすＬＤＫのインテリアを考える楽しみも増えたという。

最初は展示場へ行くことに気乗りしなかったというご主人。あづみの住宅公園内にある「株式会社アルプスピアホーム」のモデルハウスには、奥さまに連れて行かれるようにして訪れたそう。しかし、同社のシリーズ「ヴィサージュ」のＬ字型に配したＬＤＫの雰囲気や、水まわりなどの選択肢の多さが気に入り即決。家をまるごと覆うような高断熱と24時間熱交換換気システムの話を聞くうちに、ご主人の頭の中には住まいのイメージが出来上がった。

メリットとデメリット、ランニングコストも計算しながら、屋根には太陽光パネルを搭載。一方で、夜勤もあるライフスタイルに合わせて給湯はガスを選択。収納スペースがデッドスペースにならないように大きさと場所を考え、コンセントの位置や空気の流れ、掃除のしやすさなど日々の家族の生活を優先した機能的な住まいを実現させた。

シンプルでゆったりとした空間には色使いのきれいなカーテンや、奥さま手作りの小物、お気に入りの雑貨を置いて温かな雰囲気を演出。暮らすことを楽しむための要素を散りばめた住まいが完成した。
（ナガノの家　2018年春・夏号　vol.9掲載掲載）