諏訪市 ／ H邸 ／ 夫、妻

オリジナリティが光る、まるで宝石箱のような家

　岩を砕き、一つひとつはめ込んでつくったアプローチ、その先に佇むのは、２パターンの外壁で表情豊かに仕上げた南欧風の外観。「新婚旅行で行った、スペインやフランスで目にした建物のような外観にしたかった」というご主人の夢を叶えたのが、このH邸だ。

　自分の家を持つことが子どもの頃からの夢だったご主人。その想いを実現するため、アルプスピアホームに行き着いた。理由は知人からの勧めと担当者の印象の良さだというが、何よりも気に入ったのが自由設計だったこと。自らデザインや間取りを描いたスケッチブックを持参して打ち合わせに臨むほど“イメージ通りの家を創りたい”という想いが強かったご主人の要望を最大限取り入れ、毎週のように打ち合わせを重ねた末に夢の住まいが完成した。

　驚くのは空間ごとにガラッとイメージが変わること。各部屋が異なるテイストで彩られ、壁紙、照明、インテリアがぴったりとマッチ。好きなものに囲まれた生活を見事に体現している。「すべてをひとつずつ決めるのは大変だったでしょうね」の問いに、「全然大変じゃないですよ」とご主人は即答。「一生に一度のことだから、絶対に後悔したくないじゃないですか。むしろ存分に楽しみました」との言葉に、満を持して夢の家づくりに臨んだご主人の満足感が伝わってくる。

　ほかにも階段の壁の飾り棚、鹿の照明、隠し扉のような洋室への入口など、遊び心満載のH邸。年月とともにさらに素敵なアイテムが増え、家族の笑顔も増えていくのだろう。（ナガノの家　2019年 春・夏号　vol.11掲載掲載）