株式会社アルプスピアホーム (松本/長野/諏訪/上田/あづみの)APHグループ (松本市)
☎0120-402527
長野市 / F邸 / 夫、妻、長女、長男
窓が印象的なF邸。壁や天井の凸凹を極力なくして白と木ですっきり仕上げた室内は、大きな窓から降り注ぐ光で家じゅうが満たされていて心地よい空気に包まれている。「自然光のあふれる気持ちのいい家にしたかったんです」とご主人。仕事柄、景色を取り込む工夫や季節ごとの陽光の入射角度、視線の抜けや素材選びなど、いい家を叶えるための視点をよく心得ていて、そうしたことを自身の家づくりに活かしたかたちだ。なかでも目を引くのは、大きな窓のある北側道路からの意匠。吹き抜け玄関ホールに縦に連ねた大窓は、そのまま南のリビング窓まで視線が抜けるようになっている。
「奥行きを感じさせるつくりにしたかった」という狙いの通り、外から見ても視線の抜けを感じさせ、道ゆく人にあたたかな暮らしの気配を感じさせるデザインになっている。また、玄関吹き抜けは2階の書斎にも面していて、デスクに座ると吹き抜け窓から外の景色を眺められるようになっている。「ここにいると、通りをゆく人を眺めることもできるし玄関を出入りする家族の様子もわかる。仕事をしながら家族や周囲とつながれるような心地よさがあります」。当初からイメージをしていたという北側意匠と吹き抜け玄関ホールは、住む人にも道ゆく人にも心地よいものになった。
「気持ちのいい家に暮らせて嬉しい」と奥さま。友人や親戚を招いて過ごす時間も増えたという。「これからの庭づくりが楽しみ」と話す夫妻の穏やかな笑顔が印象的だった。(ナガノの家Vol.20(2023秋冬号)掲載)