poD一級建築士事務所 (長野市)

長野市 / U邸 / 夫、妻、長女、長男、犬1匹

古材を活かしてつくる、和とモダンが溶け合う住まい

古いものを活かして
クリエイティブを楽しむ

年季の入った和の風合いにモダンを織り交ぜ、落ち着きと軽やかさが共存するU邸。一見テイストの異なる古道具と北欧インテリアが共鳴し合い、なんとも心地いい空間をつくりだしている。

「広さも程よく状態もいい」と購入した中古住宅は、利便性抜群のエリアに建つ築60年の木造住宅。空き家として最もストックの多い年代だが、古民家でも築浅でもないため解体されるケースが多い。古いものに愛着を持つご夫妻は、「だからこそ新たな価値を」と迷うことなくリノベーションを決めた。まず重視したのはコストバランス。「あれもこれもと力まず、向こう10年の暮らしを想像しながら取捨選択しました」とご主人。その上で、奥さまの希望を取り入れつつ既存の活用にも取り組んだ。そうしてできたのが、土間のある開放的な住まい。既存材や古材に新たなものを融合させた空間は新たな風情を生み出していて、見事な調和に驚くほどだ。

奥さまが希望した“多様な居場所”と“中央にあるキッチン”も叶えられ、暮らしの幅を広げる要素に。「リノベーションは実にクリエイティブ。単に理想を叶えるだけではない、遊びと歓びがあります」とご主人。「古いものが新たな輝きを見せる、そんな驚きが楽しい」と奥さまも笑顔に。近々、かつてのオーナーが来訪するそう。新たな息吹を吹き込まれた住まいは、愛着を持つ人たちの心を満たしながら次世代へ続いていく。
(ナガノの家リフォームリノベーション Vol.8掲載)

かつて続き間だった和室を小上がりの和室+リビングに。広縁はタイル敷きのサンルームとした。ダイニングは既存天井を取り払って梁あらわしの高天井に。小上がりの下部は引き出し収納になっており、面材は古箪笥をリメイク

詳細データ

  • 予算/1,501~2,000万円
  • 竣工年月/ 2023年 10月
  • 所在地/長野市
  • エリア/長野
  • 階数/2階
  • 工法/木造軸組工法
  • 延床面積/ 106.20㎡ ( 32.12坪 )
  • 1F/ 68.11㎡ ( 20.60坪 )
  • 2F/ 38.09㎡ ( 11.52坪 )

平面図

特徴

  • デザイナーズハウス
  • ウッドデッキテラスあり
  • 子育て世代の家
  • ペットと住む
  • キッチンにこだわり
  • インテリアにこだわり
  • 趣味スペースあり

企業情報

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