長野市 ／ T邸 ／ 夫、妻、長女

家事室とカフェ風のウッドデッキ。 奥さまの“夢”がぎっしり詰まった家。

　Ｔさん一家はご夫妻と長女の３人家族。それまでは昔ながらの古い家屋に暮らしていたが、隙間風や底冷えがひどく、新居を以前から考えていた。娘さんが小学校に入学してからでは転校が必要になることと、消費税増税などを目前に控えて一念発起。２０１３年に新築に踏み切った。
　実は、奥さまには憧れのビルダーがあったが、いざ話を聞いてみると自由設計でないことが分かった。「子ども部屋はふたつ。他の部屋もすべて６畳以上にしたいとお願いしました」と奥さま。ほかにもシューズクローク、リビング階段、屋根付きのウッドデッキ、吹き抜けも付けたいなどリクエストは盛りだくさんだったが、「それだと場所取り合戦になってしまうと言われてしまって…」。自由設計でないがゆえに部屋数や要望が増えると規格外となり、予算も膨らんでいった。
　そんな中家族に勧められたのが、大手ゼネコンながら「北野の住まい」シリーズで細かなニーズに応えてくれると評判の北野建設。聞いてみると、他社で難色を示されたリクエストもすべて叶えることができた。中でも、屋根付きのウッドデッキはお気に入りのスペース。長女とここでお弁当を広げたり、友人とカフェ気分でおしゃべりに花を咲かせる日もあるという。２階のホールには、フラダン
スの練習用の大きな鏡とピアノを配した趣味用スペースもできた。
　「でも、一番嬉しいのは暖かいことかな」。Ｔ邸は蓄熱床下暖房で家中が温まり、冬でも裸足で過ごせるほど。娘さんも「うん」と笑顔で頷いた（ナガノの家　2015年春夏号　vol.3掲載）