長野市 ／ K邸 ／ 夫、妻、長男、長女

愛犬ファーストでデザインする 心満たされる上質な住まい

家族皆がのびのび過ごす 悠々快適、心地いい家

ゆったりとした空間が広がるK邸。リビングや居室はもちろん廊下や階段にもゆとりがあり、珪藻土壁のぬくもりと相まって、室内には落ち着いた雰囲気が漂う。
　「愛犬・福が安心して暮らせる環境を整えたかったんです」と話すのは奥さま。以前は別の土地に建つ築18年の家に暮らしていたが、周辺の環境変化等により転居を決めたという。ただ、気がかりだったのは福くんのこと。「人は状況を理解して合わせることもできるけれど、犬はそうはいかない。転居するなら安心して過ごせる環境にしなければ」と、福くんが暮らしやすい環境をつくることになった。建築は、以前の家も手がけた北野建設に依頼。希望したのは、住み慣れた家の雰囲気が感じられること、福くんが自由に駆け回れること。庭にはドッグランを設け、床材は滑りにくい専用のフローリングをセレクト。間取りや雰囲気は前の家のつくりに近づけながらも、音の伝わりや冷暖房効率に課題を感じていた吹き抜けは取りやめるなど、経験に基づいた自分たちのライフスタイルも反映させた。
　新居に越して４ヶ月余り。福くんはすっかり慣れた様子で過ごしているという。「馴染んでいるのを見ると嬉しくなる」と奥さまも目を細める。愛犬の幸せを願ってつくった家は、家族にとっても心満たされる家になった。（ナガノの家Vol.21（2024春夏号）掲載）