株式会社綿半林業の家 (松本市)

☎0263-87-2270

安曇野市 / T邸 / 夫、妻、次女

信濃富士を望む 穂高の森の家

朝6時、雪を頂く有明山の山肌が朝焼けで赤く染まる瞬間を見逃さない

夜の訪れとともに満月が昇る平安の歌人が詠んだ有明山と月の共演が
今、目の前で繰り広げられる

木をふんだんに使った暖かな家の中では薪ストーブの炎が静かに揺らめく
贅沢なデュアルライフを過ごす森の中の美しい別荘

【都会を離れ森の中へ安曇野の時間を満喫する別荘】
台形にそびえ立つ品格ある姿が、「信濃富士」にも例えられる有明山。古くから信仰対象として親しまれてきた。麓の安曇野に別荘を建てたTさんご夫妻も、この山に魅せられたひとり。名古屋と安曇野を行き来する二拠点生活は、かれこれ12年。今では月の3分の1ほどをこの別荘で過ごしている。スキーが趣味で週末毎に信州に訪れていたおふたり。始めはホテルを利用していたが、白馬への道中で見える有明山に心を奪われ、別荘の建築を決意した。「不動産屋さんに『良い家をつくるビルダーがいるよ』と教えてもらったのが夢ハウス。新潟が発祥なので寒冷地での家づくりに長けていることと、無垢材をたっぷりと使った骨太な雰囲気に惹かれました」とご主人は振り返る。

【特別な時間を過ごすために随所に凝らされた工夫】
「家のどこにいても山と森を楽しみたい」というのがおふたりの第一希望。そこで、日当たりの良い南側には12、山を望む西側には10もの窓を設けた。大開口や丸窓、縦長や横長など、大きさやデザインは多様で、風景の見え方、切り取り方もそれぞれ。ご主人のお気に入りは2階のバーカウンターからの眺め。「5つの大開口から見る有明山や大天井岳のモルゲンロートは最高。今日も良い日になりそうと元気をもらえます」と笑顔を浮かべる。さらに2階に設けたロケーション抜群の浴室や、上下階両方にあるウッドデッキなど、あらゆる時間、あらゆる場面、あらゆる季節において常に山を楽しむ工夫が凝らされている。羊毛フェルト作家である奥さまの希望で工房も併設。年に一度、安曇野の芸術家の工房を公開する「安曇野スタイル」に参加しており、秋になれば見学客で賑わう。「この家に来ると、近所の方が『お帰りなさい』と言ってくださるんです。人との縁をつなげてくれた、大切な場所です」と奥さま。ご夫妻のあたたかな人柄にふさわしい、優しい時間が流れる山の家だ。(ナガノの家PREMIUM2025 掲載)

床にも天井にも赤松の無垢材をたっぷりと使ったLDK。新築時の清々しい色合いから、12年の時を経て美しい琥珀色に変化しつつある。「この間、遊びにきた友人に『木の香りがする』って言われたんです。12年も経っているのにね」とご主人。アウトドアリビングでもあるウッドデッキが、内と外をゆるやかにつなぐ

詳細データ

  • 竣工年月/ 2014年 2月
  • 所在地/安曇野市
  • エリア/松本
  • 階数/2階
  • 工法/木造軸組工法

平面図

特徴

  • ウッドデッキテラスあり
  • 自然素材
  • キッチンにこだわり
  • 趣味スペースあり
  • 吹き抜けあり
  • バス・トイレにこだわり

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