伊那市 ／ K邸 ／ 夫婦2人＋子ども1人

“スタイリッシュ”を意識した、トータルデザインの空間に住まう。

　玄関ドア横の素通しガラス、まっすぐ２階へ上るスケルトン階段、ホールからＬＤＫまで全面続く白い大判タイルの床…。足を踏み入れた瞬間、テレビドラマに出てくるような素敵な空間に思わず声が出た。
　奥さまの父親所有の土地に家を建てようと決めた時に相談したのは、知り合いだったあっとホームのプランナー。「気心が知れているので、最初から頼もうと思っていました」と奥さま。新築に当たっての希望を丁寧に聞いてもらえ、完成後も電話ひとつですぐ駆けつけてくれる。気軽さと細かなフォローが助かっているという。
　おふたりともお洒落でキャリアの豊かなＫさんご夫妻。奥さまは「見た目の印象が気になる性格なので、『外から見える所はカッコよく。手を加えなくてもそのままでキマるよう、無駄は徹底的に省いて』と頼みました。見える所は本当にうるさく注文しましたよ」と笑う。外観・内装設備の統一感はもちろん、インテリアのひとつひとつも、色や形がこの家に合うかどうかバランスを吟味したという。
　物持ちのおふたりにとって不安だったのは収納。しかし完成してみたら、無駄な空きスペースがなく、「荷物を入れてびっくり」と言うほど、全部が収まるちょうどいい容量。建て主のライフスタイルに合わせた設計の正確さと緻密さを物語っている。
　週に１回は夕食会を開いて、大勢の友人を招くというＫさん夫妻。夏にはシンボルツリーが葉を茂らせるお気に入りのテラスでのバーベキューを心待ちにしている。（ナガノの家　2014年秋冬号　vol.2掲載）