松本市
株式会社 アスピア
株式会社 アスピア (松本市)
松本市 / S邸 / 夫婦2人
事業を営むSさんご家族は、自宅を兼ねた事務所ビルで、息子さん一家4人との計6人暮らし。お孫さんたちが大きくなって子ども部屋が必要になり、自宅のリフォームを考えはじめた。アスピアとは以前から付き合いがあり、「今回もお願いしよう」とすんなり決まったのだという。
しかし計画はラクには進まなかった。「事務所部分をなくして部屋にしようとか、何案かの改築プランを比較・相談したんです。でも鉄骨造なので、梁をつなげたりなどが難しいと…」。最終的に、敷地内に親世帯のプライベートスペースを増築することになった。「アスピアさんとは納得いくまで何度も打ち合わせしました」と奥さま。図面が決まるまで、約1年ほどを要したのだとか。
もともと2世帯での暮らしだったので、増築にあたってこだわったのは“子世帯である母屋とのつながり”。母屋の生活空間は2・3階のため、増築部分とは2階で直接つながるように設計した。取材中も、母屋に住む孫たちが気軽にドアを開けてやってくる様子に、ご夫妻は目を細めて嬉しそうだ。老後のことを考えホームエレベーターも導入。「そうならないのが一番いいけど…体が不自由になった場合を考えて、バリアフリー仕様にしました」。
ふたりの時間はゆっくりと寛げ、子世帯ともつながりをしっかり持てるSさんの住まいは、親も子もお互いに安心でほどよい距離感だ。「バリアフリーが無駄になるように(笑)、体を鍛えないといけませんね」と穏やかな笑顔で話すSさんご夫妻だった。(ナガノの家 2015秋・冬号 vol.4掲載)
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株式会社 アスピア