松本市 ／ S邸 ／ 夫婦2人＋子ども1人

子ども自身が使い方を考えられる、“自由空間”で家族がつながる家。

　奥さまの実家の土地に隣り合った部分を販売していた会社だった、というのがアスピアと出会ったそもそものきっかけ。「どうせならプランでも立ててもらおうか」と気軽な気持ちでお願いしたところ、「ほかのところと全然違う提案が出てきて」と奥さま。最初から階段周りにはこだわりがあった
　Sさんが希望を伝えたところ、模型を用意しながらいくつかの提案をしてくれた。その中にあった“キッチンと階段が向かい合う”という意外なプランが新鮮で驚いたご夫妻。設計の自由度が高いところにも惹かれ、アスピアで土地購入とともに設計・施工をまかせることに決めた。「暖かい家をつくりますから」というプランナーの言葉通り、この冬の終わりに暮らし始めてから、１階のエアコン１台だけで暖房は十分だったという。「キッチンから子どもの様子が見られるのが憧れだったんです」と微笑む奥さま。家のどこにいても家族の気配が感じられる、思い描いた通りの家。「いや、住んでみると想像以上でしたね」とはご主人。「２階にいても１階で会話しているのが聞こえるくらいで、空間のつながりは思っていたより強く感じてます」。
　吹き抜けの天井を見上げると、太い丸カンが取り付けられていた。同じものは子ども部屋の天井にも。聞くと、「ハンモックのように吊り下げるハンギングチェアが欲しいと話したら、付けてもらえました」とご主人。子どものためだけでなく、パパやママ、それぞれの夢が広がる、遊び心いっぱいのマイホームだ。（ナガノの家　2014秋･冬号　vol.2掲載）