松本市
株式会社 アスピア
株式会社 アスピア (松本市)
松本市 / K邸 / 夫60代、妻50代
―憧れの対面キッチン自然光に包まれたLDK―
松本市の北部にある住宅街の中、静かに佇むK邸はご主人の実家。大工だったお父さまが自ら仕事をし、遺してくれた家である。今年3月の定年退職を機にこの家への定住を決めていたものの、築46年の年季の入った建物。「建て替えも検討しましたが、やはり父が遺してくれた建物を大切にしたいと思いまして」とご主人。長い付き合いのある長野市の電気店でリフォームができることを知り、縁あって安川工務店での設計、アスピアでの施工となった。
仕事の都合で県内各地を21回も転勤し、社宅で暮らす期間が長かったKさんご夫妻。最後に入居した社宅は新築で、フローリングの木の温もりと開放感が気に入っていたことから、今回のリフォームのヒントへとつながった。南北に三室も続いていた和室は、南側二間を広々としたLDKにして、自然光がたっぷり注ぐ明るいリビングを実現。「キッチンは“夢のまた夢”だった念願の対面式が叶って本当に嬉しい。寒い中で料理していたのが嘘のようです」と奥さまも顔をほころばせる。もともと料理好きな奥さまが、素敵な笑顔とともにキッチンに立つ機会も増えそうだ。
―年齢を重ねてもスムーズな生活動線に―
今回のリフォームは2階建ての1階部分のみに限定。“年齢を重ねても快適に過ごせること”を最優先したという。個室を廊下でつないでいた間取りから、バリアフリー&フローリング中心にしたり、階段を中心に回廊を設けることで、キッチンからのスムーズな家事動線を確保するなどの配慮がされている。深夜電力を使う蓄熱暖房で室内、そして昼夜の寒暖差を無くしたことも、身体に優しい変化だった。
お父さまが建てた家の面影を残しながら、奥さまの笑顔を引き出す住まいを実現したご主人。県内とはいえ、打ち合わせは遠隔地からの電話やメールでのやり取りで、時間を見ては現場を訪れるという多忙な日々だったそうだが「明るくて居心地のよい快適な住まいができて満足です」とひと言。ご夫妻の穏やかな表情が印象的な、住み心地抜群の住まいとなった。(ナガノの家 2016年春夏号 vol.5掲載)
松本市
株式会社 アスピア