小諸市 ／ N邸 ／ 夫、妻、長女、長男

暮らす人の美意識とライフスタイルを表す家

ご夫妻が中澤勝一建築と出合ったのは、「おしゃれな家」を求めてデザイナーズハウス住宅『R＋house』のHPを訪れたのがきっかけ。「デザインと性能を兼ね備えているところに惹かれました。担当者からまず尋ねられたのは、休日の過ごし方や家族計画について。私たちのライフスタイルを理解し、それに合った家をプランニングしてくれたんです」とご夫妻。

オールドカー、バイク…と多趣味なご主人のために設計されたのがインナーガレージだ。バイクやボードを安全に保管でき、玄関を通らずともリビングのドアからツーリングに出掛けられる。パンクロックファンでもあるご主人が集めているCDは、キッチンカウンター下のスペースを有効活用した造作棚にディスプレイ。料理好きな奥さまは、傷が付いても味になるステンレス製のアイランドキッチンを希望。「調理の延長線上に食事の場がほしい」と、キッチンとダイニングテーブルを連接させた。自宅でパン教室を開講することになった時、思いがけずこのレイアウトが重宝したそう。もちろん、「おしゃれな家」という希望も実現。アメリカンウォルナットのフローリングにダークな塗料を重ねることで、ヴィンテージ感のあるスタイルに仕上げた。

「平屋」は設計士からの提案だったが、いざ暮らしてみると「子どもたちに目が届くし、省エネや老後の生活を考えればメリットは大きいですね」。個々の趣味時間も、家族一緒の時間も、思う存分満喫している。（ナガノの家　2018年春・夏号　vol.9掲載掲載）