☎0268-27-6667
佐久市 / U邸 / 夫30代、妻30代、長女8歳、次女4歳
光がふり注ぐ明るい吹き抜けに、さらりと心地よい無垢の床。開放的で気持ちがよくて、訪れた人を優しく包む、穏やかな空気が流れるU邸。最初の子どもが生まれてすぐ、家作りを考え始めたというUさんご夫妻。構想期間を含めると完成まで6年の月日を費やし、大手メーカーから地元工務店まで、20社近くの企業を見て歩いた。美し信州建設を選んだのは、「木の家を建てたい」というご夫妻の思いに調和することに加え「しっかりと丁寧に家を造ろうという真摯な姿勢も大きな決め手だった」と話す。長野県産材を積極的に取り入れていることも決め手のひとつ。床に使った信州カラマツは素足に気持ちよく、玄関の上がり口では清々しい木曽ヒノキが迎えてくれる。玄関や吹き抜けなど随所にあしらわれた格子も、U邸を彩る美しいアクセントだ。
設計が始まった時、信頼をより確かにする出来事があった。「細かく指示をしなくても、言うことなしの提案が出てくるんです。特に注文しなくても使いやすくしてあるとか。6年間悩みながら考えてきた理想の間取りが2枚目の図面で上がってきた時は、本当に感動しました」と奥さま。
完成した木の家は気持ち良く、とにかく暮らしやすいという。吹き抜けのあるリビングを中心とした間取りには、家族が自然と集まる工夫がいっぱい。窓辺に造作したローカウンターは、姉妹のお絵描きや宿題にぴったり。リビングの続きに設けた和室は大好きなおもちゃを広げて遊ぶ場所。キッチンに設置した広めのカウンターは、食事をとるだけでなく「娘たちと一緒に料理するときの作業台としても活躍してます」と奥さま。何をするにも家族が一緒。U邸のLDKは家族がひとつになれる空間である。
「建築に詳しい友人が訪ねてくると『この技術はすごい!』って感心するんです」と嬉しそうに話すご夫妻。誇れる家で暮らす毎日が、笑顔の源になっている。(2014秋冬号 vol.2掲載)