東御市 ／ S邸 ／ 夫、妻、犬4匹

理想の家づくりから始まる　充実のセカンドライフ

　登山や渓流釣りなど多彩な趣味を持つ埼玉県在住のSさん。ゆくゆくは自然豊かな信州へ移住したい、と東御市にセカンドハウスを建てることを決意した。当面は埼玉に生活拠点を置くため、美し信州建設とのやり取りは遠距離だったが、「担当者ともすぐに信頼関係を築けましたし、建築現場の写真を毎週メール配信してくれるのが楽しみでした」とご夫妻。
　自然を愛するＳさんにふさわしく、完成した新居は天然木の温もりに溢れている。遠山杉の美しさを生かすべく、天井は上下階ともあらわし梁に。床材は針葉樹の方が足触りは柔らかいが、4頭の愛犬が思い切り走り回れるよう硬度のあるナラ材を選んだ。持病のあるワンちゃんもいるが、「この家に来ると元気になるんです」とご夫妻。中央に吹き抜けのリビングを配した１階は動線が良く、かつ2階寝室まで薪ストーブの暖かさが行き渡るつくり。リビングのソファは木立ちを望む特等席で、室内にいながら森林浴気分を味わえる。
　2階は当初、6帖3室の予定だったが、設計士の勧めで8帖2室に変更。ゆとりある空間は娘たちにも好評で、この家に二世帯、三世帯が集い、家族団らんの時を過ごすことも。ご主人は、早朝から畑仕事や渓流で釣った魚をスモークしたり、楽しみは尽きない。20年ぶりにゲレンデ復帰も果たしたといい、この家が完成してからご夫妻のアウトドアライフには一層磨きがかかった。
（ナガノの家　2016年秋冬号　vol.6掲載）