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長野市 / M邸 / 夫、妻
奥さまがアレルギー体質ということ、そして子どもができたときのことを考え、「できるだけ自然素材を使った家を作りたい」と考えたMさんご夫妻。本物の木を使った小布施「夢の家」の住まいに惹かれ、新潟の同社展示場を巡る「夢ハウス一泊ツアー」にも参加するなど、木の家への理解を深め思いを大きく膨らませてきた。
家作りは、施主と施工会社の共同作業。小布施「夢の家」では施主のアイデアを大切にし、施工が始まってからの「こうしたい」にも可能な限り対応するという。例えばM邸の場合、ロフト階段は設計時にはハシゴだったが、ご主人の発想で収納を兼ねた箱階段へと現場で急遽変更した。飾り棚も現場で相談しながら位置を決めるなど、随所にご夫婦のこだわりとアイデアが詰まった、より楽しい家へと仕上がっている。一方で、木を知り尽くした同社ならではの提案も。人の動きが多い1階の床は、堅さがあり経年変化が楽しめるアカマツを採用。寝室のある2階は柔らかく足ざわりのいい桐を用いるなど、プロのセンスが光る。
驚くことに、暖房器具はエアコン1台のみ。「素材や通気を工夫することで体感温度が上がり、過度な暖房は必要ない」のだとか。自然素材の持つ調湿効果で結露の心配もいらない。そんな設備機器に頼らない住みやすさもさることながら、住んでいくうちに風合いを増し、より魅力を増していくのが木の家の良さ。若い夫婦と一緒に年を経て味わいを増す、ともにに育つ理想の住まいがここにある。(ナガノの家 2014年春夏号 vol.1掲載)