☎0120-691-491
長野市 / I様邸 / 夫、妻、長男、長女、夫の母
心も体も癒される
木の香る、思いを継ぐ家
「子どもの頃、嬉しそうに家を眺める父の姿をよく見ていたんです」とご主人。既存の家も趣きある庭も、父の代からのものという。「それを受け継いで今家族が暮らしていると思うと、感慨深いものがあります」。I邸は、閑静な住宅地に建つ平屋の住まい。築37年の家をリフォームして9年になるが、自然素材で仕上げた住まいは今なお木の香りが漂い、凛とした空気が流れている。「とっても快適」と口を揃えるご夫妻も、建築当時はリフォームできるか不安があったという。「思い入れがあるものの、寒さや結露、室内の暗さが気になって。子育てにも高齢の母にも安心な家をと思うとリフォームは難しいのではと悩んだ」と話す。そんな不安を払拭したのが、小布施「夢の家」イマイ企画の今井社長だった。同社が提案したのは、性能の向上と思い切った間取りの見直し。一旦躯体に戻して構造・断熱性能の強化を図りつつ、明るく広々とした空間をつくって動線を整えることにした。
完成した住まいは、想像以上に明るく開放的。小間続きだった家の中央は高天井の明るいリビングになり、動線もコンパクト。水回りはお母さまの居室からもアクセスがよく、冬の寒さや結露からもすっかり解放された。父の代の面影を残しながら新たな息吹を吹き込まれた住まいは、今や家族の憩いの場所になっている。ご主人が子どもの頃に見た父の姿を、今はふたりの子どもたちが見ているのかもしれない。(ナガノの家リフォームリノベーションVol.6 2022-2023掲載)