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長野市 / S邸 / 夫50代、妻50代、母70代
―部屋数を減らし断熱性を高めて快適に―
10数年前、築25年ほどの中古住宅を購入したSさん。当時はご夫妻と小学生の子どもふたり、それぞれの母親という6人家族で、部屋数も相当数必要だった。しかし、子どもが独立するなどで、約3年前から3人暮らしに。「これからずっとこの生活が続くのに、使わない部屋があるのはもったいなくて。それに、冬はとにかく寒く、結露もひどかった。小さな孫が娘と一緒に遊びに来た時、暖かく快適な家で迎えてあげられたら…と考えていたんです」と奥さまは振り返る。
そんな中、新築した友人宅を訪れて床の温もりに驚いた。「足裏へのあたりが柔らかく、やさしい暖かさ。床暖房が入っていると思ったくらいです。無垢の木の香りにも癒されて…。すぐに施工したイマイ企画さんを教えてもらいました」。
リフォームを相談したところ、担当の今井社長に提案してもらったのが、1階のひと部屋を丸々無くしてしまう“減築”。間取りを変更するだけでなく、新たに断熱材を入れたり、サッシをペアガラスに替えたりと、断熱性にもこだわった。床材は、アカマツと桐の無垢材。「足元が暖かいと全身暖かく感じますね。冬でも素足で大丈夫でした。家中の温度差もなく、本当に快適です」と、寒がりのご主人も満足げに笑った。
―床面積に含めないテラスをアウトドアリビングに―
S邸のリフォームは1階部分のみ。動線を考え、西側にあった玄関は南側に移動。北側で寒かったという広いダイニングキッチンを、使いやすい対面式キッチン+小上がりに。リビングにはご主人念願の薪ストーブも導入した。さらに大きく生まれ変わったのが、減築した部屋の代わりにつくったオープンテラス。2階はそのままなので、屋根はあるが壁を取り払った、半屋外のスペースだ。「洗濯物や布団を干すのはもちろん、ここに座ってお月見したり、サンマを焼いたり。娘たちが遊びに来れば大勢でBBQしたり…毎日のように活用しています」と、家族団らんのメインスポットとして大活躍。テラスは床面積に含まないので、固定資産税が減るというメリットも。「減築したのは20㎡弱なので、1年ではわずか。でも、長い目で見たら大きいですよね」。
“リフォーム=問題点を直す”ではなく、家の性能を上げ、ライフスタイルに合った住まいを再構築すること。「気持ちが豊かになって、『毎日を楽しもう!』とワクワクしますよ」とご夫妻が教えてくれた。