長野市
株式会社湯本建築設計
株式会社湯本建築設計 (長野市)
須坂市 / A邸 / 夫、妻、長男
奥さまと湯本建築設計との出会いは、もう何年も前。それは一目惚れだった。「新聞広告で、こちらで建てたというお宅が目に留まりました。“何を見て暮らすか”という、家づくりのコンセプトにも共感するものがあって。自分たちが家を建てるなら、こんな家で暮らしたいと思いました」。
それから数年後。家の購入を決意したご夫妻が真っ先に向かったのは、やはり同社だった。「庭や、まわりの景観も含めて話題にのぼり、提案を受けます。我が家の場合は、目の前にあるリンゴ畑を生かした設計でした」。リビングの大きな窓からは、目の前に広がるリンゴ畑、その先にはアルプスの山並みが望める。家事の合間に景色を眺めたり、時にはデッキにテーブルを持ち出してごはんを食べたりと、家族の豊かな日常を支えている。
窓の外の景色に目をやりながら、ゆったりと暮らす――。そんな暮らしに加えて、ご夫妻が憧れたのは“本物の木”でまとめ上げたナチュラルな空間だった。「老後のことも考えて、すべての生活が1階で完結するライフスタイルを選択しました。自然素材で作られた空間は居心地がとっても良く、さまざまな用途で使える和室は、本当に重宝しています」と奥さま。“すべてがお気に入り”と話す笑顔のご夫妻が印象的だ。
(ナガノの家 2018年秋・冬号 vol.10掲載)