長野市
株式会社湯本建築設計
株式会社湯本建築設計 (長野市)
須坂市 / T邸 / 夫、妻、長男、次男
ご主人が育った自然豊かな地に戻ろうと、家づくりを考えたTさんご夫妻。弊誌「ナガノの家」で目にした湯本建築設計のデザインに惹かれ相談に訪れた。リフォームも検討したが、永く住み続けることを考え、母屋と新居が並ぶ敷地内同居を選択。「デザインが気に入っていたのはもちろん、素人の自分たちがあれこれいうよりも、経験豊かなプロがしっかり考えたものがいい」と、湯本建築設計の規格住宅「誠の家」29坪タイプを依頼した。
同社では、外構までトータルに設計。そのため、母屋とのつながりや季節を楽しむ庭、アプローチも細かにプランニングされている。「ちょっとした悩みにもすぐに的確なアドバイスがあり、安心でした」。カーポートも予算だけ伝えておまかせに。車を隠すぎりぎりの高さに板塀を設け、リビングから奥の山々を借景として見渡せるようデザインした。板塀や外壁の色も「周囲の景観を考慮した提案に感動しました」とご主人。
山々に向かって大きく開口部を設けたLDKは、簾を下げれば日差しを遮り、風を中に運んでくれる。いつでも互いの気配を感じられるようにとリビングの上げ下げ障子から見えるのは母屋の玄関。子どもたちは保育園から戻ると母屋に顔を出し、祖母と遊んでから帰って来る。そんな新しい生活スタイルが定着した。(ナガノの家 Vol.14 2020年 秋・冬号掲載)