長野市
株式会社湯本建築設計
株式会社湯本建築設計 (長野市)
長野市 / M邸 / 夫、妻、長女
Mさん宅に一歩足を踏み入れた途端、視界が開け、木の温もりに包まれた。広々としたリビングの足元は、ナチュラルで温もりある無垢のパイン材。特注サッシであつらえた大きな窓からは、季節の花が咲く隣の庭が借景として広がり、延床面積25坪とは思えないゆったり感だ。
子どもが生まれ、実家の敷地に家を建てようと考えたMさん。設計はネットサーフィンで見つけ、実例写真にひと目惚れした誠設計事務所に依頼したいと説明会に訪れたところ、「誠の家25」の計画を耳に挟んだ。「誠の家25」とは、外とのつながりを意識した大きな開口部と家族が落ち着いて寛げる空間のメリハリを併せ持ち、かつ北海道レベルのUA値0.46を叶える断熱性の高さが特徴。「以前のアパートでは冬の寒さ、夏の暑さともに我慢の連続。提案してもらった高断熱の家は念願でした。今のところエアコン一台で2階まで暖まる想定です」とご主人は話す。
2階は、フリースペース+寝室のみ。「子ども部屋が必要な数年間だけ仕切りを作り、独立したら戻そう」と考えている。フリースペースの一角には洗面台を設け、いわゆる廊下のスペースはカット。天井の高さを活かしてロフトを設け、収納とご主人の趣味の空間も手に入った。「無駄がないから25坪でも広々暮らせて満足度は100%。本当に生活しやすい家です」。
(ナガノの家 2017年春・夏号 vol.7掲載)