東御市
木楽ホーム株式会社
木楽ホーム株式会社 (東御市)
上田市 / モデルハウス
「今の当社のすべてが詰まった、とても木楽ホームらしい家」とコーディネーター、アドバイザーが声を揃えるモデルハウス。建っているのは上田市国分。交通の便が良好で遠くには流れるような山の稜線が望め、のんびりと子育てできる静かな環境だ。設計時に大切にしたのは、重なる景色の流れを壊さないことと、プライベートを重視し、家族が楽しく過ごせることだという。
「1階はオープンな間取りですが、視線の交わりや空間の切り替えには気を配りました」とコーディネーター。家族が点在していても声が聞こえたり顔が見え、そこはかとなくお互いの気配を感じられる。家で過ごす時間が増えた今、程よい距離を保てる空間設計が嬉しい。「“今”だけを切り取った住まいは、家づくりの正解ではないのかも」と話すのはアドバイザー。それは、暮らしは子どもの成長や趣味、仕事などに合わせて変化するものだから。「たとえば土間や庭など、家にある余白はムダではなく可変性。住みながら仕上げていくような、用途をガッチリ決めきらない自由さも魅力です」。
もうひとつ意識したのは、ずっと好きでいられる家であること。信州の寒い冬もエアコン1台で快適に過ごせる気密性と断熱性を備え、ランニングコストの負担を減らせば、将来への心配を軽減できる。「無理はしすぎてもしなさすぎてもダメ。どんな風に暮らしたいかを一緒に考え、カタチにしていきます」。家を通じて将来をともにつくる、同社の姿勢が確かめられる住まいを見に行ってみよう。(ナガノの家 Vol.16 2021年秋・冬号掲載)
LDK脇の和室から、この家の特徴ともいえる土間~玄関を望む。2.5帖ほどの階段下の土間は、玄関とは離してあえて独立した空間に。担当者いわく、「これが余白と可変性」。カブトムシを育てたり、砂場やプールを置くのもアリ。趣味の釣り道具やスキー板などの手入れなど、家族の“好き”に合わせたワクワクを詰め込みたい