上田市 ／ Ｍ邸 ／ 夫、妻、長男

女性目線の間取りプランで家事も子育ても楽しく効率的に

　ご主人の夢だったマイホーム計画を始めてから依頼先を見つけるまでに費やした時間は約２年。「家づくりに情熱を注ぐスタッフ・職人さんと顔の見えるお付き合いができ、仕様と値段のバランスもいい」と依頼を決断した木楽ホームは、検討すること実に16社目だったという。M邸の特徴は、空間ごとに異なるインテリアのテイスト。ご主人はアジアンリゾートのバリ、奥さまはフレンチスタイルが好みなのだという。「実はプランニング中に主人が長期出張になり、打ち合わせはほぼ私ひとりで。だんだんフレンチテイストが優勢になっちゃって」と奥さまは笑うが、アジアンとヨーロピアンがあちこちに散らばりながらも融合し、オリジナリティ溢れるお洒落な空間が生み出されている。
　こだわり派の奥さまは建築の基礎知識を学び、なんと自ら間取りを作成。至る所に主婦目線が活かされている。例えばアウターはエントランスクローク、普段着は洗面所隣のクローゼット、お洒落着やスーツは２階のウォークインクローゼットなど、用途別に収納場所を分類した。リビングを見渡せる1階の南西角には、家事スペースを配置。そこからランドリー、キッチンは回遊できるレイアウトで、「家事をこなすのがすごくラクになりました」と満足そう。
　奥さまはこの新築で得たノウハウを活かし、間取り相談も兼ねたブログを開設。すでに16戸ものプラン作成に携わっており、「これからも素敵な家づくりのお手伝いができれば」と夢を話してくれた。（ナガノの家　2016年春夏号　vol.5掲載）