ホクシンハウス株式会社 (長野市)

☎0120-39-3902

長野市 / 北村邸 / 夫、妻

老後の暮らしやすさを見すえた、 自分たちらしい「老後の住まい」。

 北村武彦さん、さや子さんご夫妻は共に60代後半。お子さんが独立して久しく、ご両親から受け継いだ住まいの老朽化が進んでいたことから、自分たちらしく過ごせる「老後の住まい」への建て替えを計画した。基本設計の図面を引いたのは、仕事で40年以上建築に従事してきた武彦さんご自身。工務店選びでは、高断熱・高気密、快適な暖房を基準にしたという。

 「ホクシンハウスの『FB工法』は、室温がムラなく一定な点が理想的でした」と武彦さん。その利点を最大限に生かしたのが、リビングの伸びやかな吹き抜けだ。「天井が高い空間は気持ちがいいですが、暖気が上部にたまりがち。その点FB工法なら温度差ができにくく、吹き抜けも快適だと判断しました」。開放的な空間は、仲間と趣味の楽器演奏を楽しむ場としても活用している。

 4.2kWの太陽光発電パネルを搭載するため、南側の屋根を広めに確保。季節毎の太陽高度に基づき計算した軒が夏の直射日光を遮り、冬は効率よく光を取り入れて室内を快適に保つ。外断熱と樹脂サッシにトリプルガラスと、高い省エネ性でエアコンに頼りすぎない暮らしを目指した。

 もうひとつのこだわりが、車イスでの暮らしを想定して1階に生活機能を集約した間取り、そして1階の完全バリアフリー化だ。驚くのは玄関土間と室内の床がフラットに連続すること。玄関すぐ横のダイニングは、訪れた友人と気軽にお茶を楽しむ喫茶店をイメージしている。老後の快適さと楽しい暮らし、おふたりらしい未来予想図を形にした住まいだ。
(ナガノの家 2017年秋・冬号 vol.8掲載)

2階から吹き抜けのリビングを見下ろす。太陽光発電の効率を高めるため広く取った南側の屋根勾配が、ダイナミックな空間を演出。吹き抜けは音の反響の大きさを考慮して、天井に吸音材を用いた。大黒柱に見立てた板張りの壁(写真左)の奥が玄関で、直接ダイニング~キッチンへも回遊できる

詳細データ

  • 竣工年月/ 2017年 4月
  • 所在地/長野市
  • エリア/長野
  • 階数/2階
  • 工法/木造軸組工法
  • 延床面積/ 116.4㎡ ( 35.14坪 )
  • 1F/ 91.29㎡ ( 27.56坪坪 )
  • 2F/ 25.11㎡ ( 7.58坪 )

平面図

特徴

  • オール電化
  • 太陽光パネルあり
  • 狭小・変形敷地
  • 暖房にこだわり
  • 省エネ・エコ
  • 高気密・高断熱
  • インテリアにこだわり
  • 収納にこだわり
  • 趣味スペースあり
  • 吹き抜けあり
  • バリアフリー

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