東御市 ／ M邸 ／ 夫、妻、長男

適所に設けた大容量収納で、「家中すっきり」が叶う住まい

　２年半前に入居したとは思えないほど、美しく整えられたＭ邸。大きな吹き抜けのリビングには明るい日差しがたっぷり入り、南側に広々としたデッキが続く開放的な空間は、リゾートコテージのような居心地の良さだ。

　ベースになっているのはホクシンハウスの展示場「ＬＩＶＥＦＲＥＥ」。家づくりを考え始めた頃に偶然チラシで見かけ、訪ねてみることにした。「見学は何棟もしましたが、入った瞬間に『ここの空気感が一番好き』と思ったのがＬＩＶＥＦＲＥＥ。その後宿泊体験もしたのですが、冬なのに汗ばむほど暖かくて驚きました」と話す奥さま。同社独自のＦＢ工法の性能を実感し、心配していた寒さへの不安が一気に解消。迷わず依頼を決めた。

　Ｍ邸の“すっきり感”の秘訣は、適材適所にモノが収められた収納にある。実は奥さま、家づくりをきっかけに収納に興味を持ち、整理収納アドバイザー１級まで取得したという収納のプロ。小さな子どもがいると乱雑になりがちなリビングも、計算された収納計画のおかげで整然と整えられている。生活習慣に合わせ、家の１階中央にウォークインクローゼットを設けたのもプロならではのアイデア。さらに、ドアは天井までのハイドアにして下り壁をつくらない、キッチンは低めの収納で圧迫感をなくす…など、すっきり見せるための細かな工夫を散りばめた。

　「開放的なＬＤＫとそこから続くデッキがお気に入り」と、デッキでの食事などを楽しんでいるご夫妻。内と外がつながる心地よい住まいが、家族の日常に豊かな彩りを生んでいる。（ナガノの家　Vol.15　2021年 春･夏号掲載掲載）