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坂城町 / K邸 / 夫、妻、長男
くし引仕上げの外壁と玄関の縦格子に和の表情が漂うK邸。室内に入ると、吹き抜けのリビングの奥に和室がフラットに続き、どこかホッとするようなくつろぎを感じる。
「何十年たっても飽きないような“和の家”にしたかったんです」と口を揃えるご夫妻。とはいえ純和風ではなく、適度に洋も取り入れたい…。そんな好みをカタチにしてくれたのが、ご主人の古い友人であるホクシンハウスの小林修作さんだ。和室のふすま上部に抜けを作ってリビングと一体感を持たせたデザイン、自然な表情の無垢ナラ材フローリング、目隠しを兼ねたカウンター脇の縦格子など、シンプルな中にさりげなく和の要素を散りばめた。
しかし、同社に依頼する一番の決め手となったのは、オリジナルの「FB工法」。「夏は涼しく、冬も自然な温もりで快適そのもの。住んで約1年半ですが、年間を通じて適温なんです」と奥さま。加えて共働きのご夫妻が重視したのが、「無理のないライフスタイル」。脱衣室から物干し場に直接出られる出入り口や、リビングから手元が見えにくいキッチンなど、「以前より家事が大変にならないように」という工夫が凝らされている。
ダイニングを作らずリビングを広くしたのも、ライフスタイルを考えてのこと。食事や団らんの場である円形ローテーブルは、サイズにこだわって家具工房にオーダー。何人でもグルッと囲めるのが魅力だ。ふんだんに使われた木が年々味わいを増すように、ここで過ごす家族の思い出も増えることだろう。(ナガノの家 2016年春夏号 vol.5掲載)