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上田市 / Y邸 / 夫、妻、長女
「前に住んでいた賃貸の一戸建てはとても寒くて、夜なかなか寝つけなかったほど。“冬暖かく、夏涼しい家”への思いが新築へのスタートでした」と振り返るご夫妻。断熱材や冷暖房は素人には見極めが難しいところだが、家を建てた知人に体験談を聞いたり見学会に参加したりして情報を収集。同じモデルハウスを夏と冬の2回訪ねるなど時間をかけて検討した末、コロナ住宅に依頼を決めた。
決め手になったのは同社独自の断熱工法。天井・壁・床の構造材の内側と外側両方を断熱材で隙間なく包み、スウェーデンで開発された高断熱の外壁を使用。熱の出入りが少ない樹脂サッシを採用しているため、魔法瓶のように室温を安定させる。Y邸は「後から足せない断熱材は高いグレードに」と、壁と天井の断熱材を標準より厚くしていることもあり、「夏も冬もエアコン1台でまかなえるほど快適」と性能は期待通りだ。
さらにびっくりしたのは、予想以上に光熱費が安いこと。冷暖房が最小限で済むのはもちろん、深夜電力を使う『エコキュート』も導入したため、昨年は太陽光発電の売電量が光熱費をほぼ毎月上回った。高気密・高断熱の家は一度温まると冷えにくいため、夏はエアコンを高めの温度に設定してつけっ放しにしているが、「5~9月の光熱費は月4000円以下。嬉しい誤算でしたね」と笑顔が弾けた。
(ナガノの家 2017春・夏号 vol.7掲載)