安曇野市
有限会社バレナ
有限会社バレナ (安曇野市)
白馬村 / I邸
東京都在住だったIさんは「スイスのようだ」と気に入った白馬で、ゲストハウスのオーナーとしての人生をこの冬からスタートさせる。イメージ通りのプランを提案したのは、白馬の住宅を多く手掛けてきたバレナだ。施主に設計判断を急かさず、共に考えながら完成へと歩む姿勢に「考え抜いた要望を採用できた」とIさん。
1階から2階へ上がる階段には、視線が抜けるストリップ階段を採用し、圧迫感を与えることなく空間を結んだ。リビングは、屋根の傾斜を活かした勾配天井とすることで開放感を演出。窓を北向きにとって景観を活かしつつも大胆な大窓を採用したことで、優しい光に包まれる明るいリビングが生まれた。窓は断熱2重ガラスのため、夏はもちろん厳しい冬でも窓辺は快適。家のシンボルツリーであるカシワの木と、四季折々の白馬の自然を窓辺から眺めるのが癒しの時間だ。
外観のコンセプトを「白馬の四季に溶け込む」と決めて、完成予想図に四季のイラストを合成してイメージを膨らませた結果、ベース色はブラウンを採用。杉板と擬石で仕上げた落ち着いた印象の外壁を、5本のガルバリウム素材の柱が引き締める。デザイン性も暖かさも実現した仕上がりにIさんも満足だ。(ナガノの家 Vol.13 2020年春・夏号掲載掲載掲載)
景色を切り取る大きな窓が目をひく2階リビング。板張りの勾配天井や梁など落ち着いた色味の木部と相まって、何ともいえない落ち着きがある
安曇野市
有限会社バレナ