飯綱町
田中建築株式会社
田中建築株式会社 (飯綱町)
長野市 / I邸 / 夫、妻、妻の母、猫1匹
中野市から長野市への住み替えを決意したお母さまが土地を購入したのは3年前。家庭菜園づくりや庭木の移植など、新築の準備を着々と進めていた。そして中野の家が売れたのを機に、お母さまから奥さまに「一緒に住まない?」と同居を提案すると、Iさんご夫妻も同意。いずれ三世代で暮らすことを見越した家を新築することになった。
希望したのは、無垢材をふんだんに使うことと、家族の存在を感じられる吹き抜けのある家。そこで知り合いに紹介されたのが、集成材を一切使わず、自然素材にこだわった家づくりに取り組む田中建築だった。「こんな雰囲気の家にしたいという希望はもちろん、資金面での相談にも親身になってくれたのが一番の決め手でした」と奥さまは振り返る。
床は自然塗料で仕上げたレッドパイン。2階は1階より少しくすんだ色を選び、落ち着いた雰囲気に。建具もすべて空間に合わせてオーダーし、窓枠も内側はすべて無垢材と、素材の質感と全体バランスにこだわった。最後まで悩んだというキッチンカウンターは棟梁・設計士と一緒に材木店まで出向き、いろいろな木を見ながら選りすぐった耳付きのタモの一枚板。「樹種によって特性が違うなんて知らなかったので、プロのアドバイスがすごく参考になりました」とお母さま。大好きなグリーンと調和した木の住まいに、「通り抜ける風も今までより心地いいんです」とご満悦だ。(ナガノの家 2016秋・冬号 vol.6掲載)
田中建築では県産材を積極的に使っており、I邸の柱は長野県産のスギを使用。多目的に使える土間が欲しかったという奥さまの希望でLDKの南側はタイル貼りの土間にし、ペレットストーブを置いた。窓の外に広がる畑へと出入りしやすいように、ウッドデッキも設置
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