安曇野市 ／ N邸 ／ 夫、妻、次男

永く住み継ぐ工夫を随所に
趣味と暮らす明るい家

ご主人のご実家を建て替え、新たな暮らしの場を設けたNさんご一家。増築を重ねた旧家は生活動線がうまくつくれず、寒さや湿気、家全体の暗さなどからリフォームを考えていたという。そんな折、先に家を建てた長男夫婦を介してルティロワと出会った。「リフォームではなく、思い切って建て替えに決めたのは、『ここなら希望を余すところなく実現できそう』と感じられたから」とご夫妻。床暖房や無垢の木を使った住空間が叶うのも決め手になった。

仕事柄、平日は家で過ごす時間が少ないNさんご家族。そのため、それぞれが趣味を楽しめる住まいを意識した。「帰宅したら汚れものをパッと片付けてゆっくりお風呂に入り、個室で趣味のひと時を楽しむ。そんな生活をイメージしました」と奥さま。家事ストレスを減らすために特に水回りは検討を重ね、汚れにくい素材選びなど細かな工夫を凝らした。

もうひとつ目指したのは、ライフステージが変化しても心地よく住み続けられること。「介護や子どもの結婚など、暮らし方はまだ変わりそうですから」と奥さま。主寝室や子ども部屋を想定した個室はあるものの、空間の役割を限定しすぎないプランニングになっている。

当初希望した平屋はコストを考慮して変更したが、そうした資金面での提案も的確だったとご主人。「自分たちの希望を踏まえつつ、最後はプロに判断をお願いできる。寄り添ってもらえる心強さがありました」との言葉から、信頼できる家づくりのプロへの安心感と、期待以上の仕上がりへの満足感が伝わってきた。
（ナガノの家　Vol.18　2022年 秋･冬号掲載掲載）