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長野市 / O邸
扉を開けた瞬間、あたたかみのある木の温もりに包まれる。リビングには親子で楽しむピアノとヴァイオリン、コントラバス。国産くるみ材のフローリングとレッドシダーの天井に、オリジナルの家具が美しく調和し、上質な空間を生み出している。
Oさんの家づくりは、将来の子どもの受験を考慮し、住みたいエリアでの土地探しから始まった。まず学校に近い地区で土地を購入。その後、両親に勧められたビルダーと打ち合わせを進めていたが、本誌「ナガノの家」を見て、菱田工務店の家がひと目で気に入ってしまった、とOさんは話す。 「無垢のフローリングと天井がなんとも素敵で。実際に見せてもらったオフィスも心地よく、その美しさに“大工魂”を感じました」。自由設計で、そのうえ無垢材は高いのでは?と思っていたそうだが、自社大工がチームとなって作り上げるため、住まいに合わせて家具まで造りながら、予算の範囲内で収まったという。
Oさんの希望どおり、子どもが弾くヴァイオリンとピアノをメインにLDKをデザイン。子どもの様子を見ながら家事できるよう、キッチンはアイランドスタイルに。コンパクトな住まいのため吹き抜けは迷ったというが、ダイニング部分のみ吹き抜けにして開放感を演出した。「真冬の引っ越しでしたが、リビングのエアコン1台で家中あたたかかったのは吹き抜けのおかげかも」とOさん。「本当に居心地がよくて、1日中ずーっと家にいたいと思ってしまうほど。夏はデッキも活躍しそうで楽しみ。満足度は150%です」。
(ナガノの家 2017年秋・冬号 vol.8掲載)