千曲市 ／ N邸 ／ 夫、妻、長女、長男

ウッドデッキと室内をつなぐ 大きな窓が気持ちのいい家

吹き抜けのダイニングに
家具のようなキッチン
場所ごとに違う表情を楽しむ

　「住宅展示場に並ぶようなありきたりの家にはしたくない」と考えていたご夫妻が心惹かれたのは、「ナガノの家」に掲載されていた菱田工務店の家。同社の現場見学会に足を運ぶうち、オリジナルのドアや木製窓、無垢材や左官材などの素材を巧みに使い分ける、シンプルでありながら個性的な家づくりに惚れ込んだ。「どんな相談にも、菱田社長が『できますよ』と答えてくれたのが頼もしかったし、何かあった時すぐ来てくれる地元の工務店は将来的にも安心。何より提案してもらったプランがどれも素敵で、スムーズに進みました」とご主人は話す。

　住まいの中心は伸びやかな吹き抜けのダイニング。庭の風景を絵のように切り取る幅２ｍ×高さ1.8ｍの特注木製窓はダイナミックな一枚戸で、開け放てばウッドデッキと室内のベンチがフラットにつながる。「山並みがきれいに見えるし、夜は娘がお月さまを指差して『きれいだね』と話すこともあるんです」と奥さま。

　プラン打ち合わせで「理想の休日の過ごし方」を聞かれ、「朝は焼きたてパンとコーヒーの香り。娘と一緒に料理を楽しみたい」と答えたご夫妻。その夢を叶えたのが、家族で囲める広いキッチンカウンターだ。天板の素材はインダストリアルな表情の左官材で、パン生地を直接こねたり、簡単な食事スペースにも。「ここで勉強する子ども達を料理しながら見守れますよ」と、子育て経験を踏まえた菱田社長のアドバイスも参考に。スタイリッシュながら家族のほほえましい暮らしぶりが見えてくるような、温もりいっぱいの住まいだ。（ナガノの家　Vol.12　2019年秋･冬号掲載掲載）