長野市 ／ I邸 ／ 夫、妻、長男、犬2匹

家族と愛犬が憩い集う 温もりとゆとりある空間

　築70年にもなる旧家は老朽化と過去の地震の影響で歪みが激しく、「冬場のすきま風が心身に堪える寒さだった」そう。代々守り継いだ住まいへの思い入れは強かったものの、今後の暮らしを考えて建て替えを決意。知り合いの紹介で縁を得たという「ブルースジャパンMIYATA 宮田工業株式会社」のモデルハウスを訪れた。

　「海外から材を取り寄せて用いる点など、丁寧に家づくりをしている印象を受けました。しかも、建て替えるなら明るくて暖かな洋風の住まいがいいと考えていた私たちの理想にピッタリでした」と、ご主人。さっそくプランの作成を依頼した。

　娘さん２人が独立した今、住まいにはご夫妻と息子さんの３人、そして愛犬２匹が暮らしている。将来、息子さんが結婚をして家族が増えても十分な広さと間取りになるよう、長い目で見た快適さを意識しての間取りや設備を検討。自然光が降り注ぐパノラマウィンドウ、いつでも家族とのコミュニケーションがとれるアイランド型キッチン、バイオリン奏者である奥さまのためのレッスン室など、これからの暮らしを彩るための空間が完成した。

　また、旧家では特に足下からの冷えが気になっていたため、１階には床暖房を配備。「私たちはもちろん、犬たちも快適で居心地がいいみたいです」と、笑顔の奥さま。日だまりの中、お気に入りのソファでくつろぐご夫妻とその傍らで寝そべる愛犬たちの姿は、一家の穏やかで幸せな日々を物語っている。（ナガノの家　2018年春・夏号　vol.9掲載掲載）