長野市 ／ A邸 ／ 夫、妻、長男、次男

子育て世代の“今”にフィットする、機能性とデザイン美を見事に実現。

長野市郊外の新興住宅地に佇むＡ邸。「他の家にはない色や素材を取り入れたかった」という言葉通り、一部レンガ張りの外壁とオレンジ色の屋根が独特の存在感を放つ。
　新築プランは設計士でもある奥さまが担当。施工は以前勤めていた宮田工業に託した。地震や寒さから家族を守る堅牢な造りと高気密・高断熱の暖かさ、輸入住宅ならではのデザイン性、施主の気持ちに寄り添う付き合い方など、同社の姿勢と魅力を熟知しているからこそ、「迷わず歩みを進められましたね」と話す。
　設計士として積み重ねてきた経験と知識を生かしつつ、今度は“住まい手”の立場に立って「自分たちはどんな家に住みたいのか？」と改めて問い直したという奥さま。「何十年もの長い年月を家族が共に過ごす大切な場所。機能面もデザイン性も欲張りに、できる限り一番気に入ったものを選びました」と振り返る。中でも重視したのは、家事と子育てがしやすい回遊式の間取りとご主人が希望したロフト。ご主人も任せっきりにはせず、ふたりで意見を出し合ったり、現場に足を運んでは細かな要望を直接伝えたりと、積極的に参加して完成を迎えた。
　「アパート暮らしの頃では想像できないほど、家中が明るく暖かく居心地がいい。どこを取っても完璧です」とご主人。その穏やかで誇らし気な笑顔に、満足度の高さがうかがえた。（ナガノの家　2015年秋冬号　vol.4掲載）