長野市 ／ T様邸 ／ 夫、妻、長男

憧れの空間をそのままに 英国調インテリアに暮らす

真っ白な壁と高い天井、随所に施されたモールディング、クラシカルな照明の吊り元にはメダリオン。上品な英国調に仕上げられたリビングは家具やカーテンまでもテイストが統一され、一歩入ればここが長野の住宅地だということを忘れてしまう。聞けば、デザインモチーフはあるインテリアブランドだという。「学生の頃から惹かれていたんです」と、奥さまが２冊のカタログを見せてくれた。いつか家を建てるならと何度も眺め、タイミングを待っていたという。


Ｔさん家族は、県内外で三度の転勤・引越しを重ねてきた。マンションを住み替えながら暮らしてきたが、子どもが成長して“生活の基盤”を考えるようになり、地元の長野で家を建てることを決めた。「土地探しからなので時間はかかりましたが、家は妻のイメージが明確だったので的を絞って探しました」とご主人。いざ、候補に挙げた３社を訪ねてみると答えは明白。長年大事にしてきたものが叶えられるのはここしかない、と宮田工業に依頼を決めた。


家づくりはカタログを手本に進め、迷うときにはインテリアブランドのコンセプトに立ち返るようにしたという。中でもリビング南の２段組み格子窓とベンチはカタログ写真そのもの。Ｔ邸の象徴的な場所に仕上がった。「思い描いていた空間で過ごせて幸せです」と微笑む奥さまに、ご主人も嬉しそう。


庭でハーブを摘んだり、セカンドリビングで思い思いに過ごしたり。お気に入りの空間で新しいライフスタイルを楽しんでいる、Ｔさんご家族だ。
（ナガノの家　Vol.16　2021年 秋･冬号掲載）