佐久市 ／ S邸 ／ 夫婦２人+こども２人

既存のプランをカスタマイズして理想を実現した家

　青空にそびえる多角形の外観が印象的なS邸。バイクが趣味のご主人が新築にあたってまず最初に考えたのは、「バイクに似合うデザインの家」だった。当初、「輸入住宅は高い」というイメージだったご主人。「でも宮田工業の家は、お洒落なデザインでありながら手の届く価格。迷わず依頼を決めましたね」と話す。
　提案された規格プランの中に気に入ったものがあったため、まずはそれをベースに間取りを手直し。プランでは1階のみだったパノラマルームを2階まで延長、寝室を広めにして明るさを確保するなど、希望をしっかり反映してもらえた。奥さまの希望は、キッチン脇の食品庫。2階の吹き抜けには室内干しスペースを兼ねたキャットウォークを設けたり、屋根付きで雨の日でも使えるウッドデッキも備えて実用性と遊び心もプラスしている。
　さらに家族が集う1階のリビング＆ダイニングの床は、足触りの良いパインの無垢材にしたのもこだわりのひとつだ。譲れない部分をハッキリさせた上で、それ以外の部分は「標準仕様」にしたこともコストダウンの秘訣。浴室や洗面、キッチンなどの設備は、必要な機能を備えたシンプルなものをチョイスしている。規格プランではふたつだったトイレは１階のひと部屋のみ。設備費と工事費が削減でき、空いたスペースは隠れ家的なＰＣ専用ルームに変更した。
　モノづくりが好きで週末のＤＩＹ時間を楽しみにしているというご主人。もちろん外構は自らの手で試行錯誤しながら仕上げている最中だ。木を植えたりガレージをつくったり、手をかけ時間をかけて、ますます愛着のある家へと進化が続いている。（2015秋冬号 Vol.4掲載）