安曇野市
ココチエ一級建築士事務所
ココチエ一級建築士事務所 (安曇野市)
安曇野市 / S邸 / 夫、妻、長男
理想を求めて家づくりをスタートしたSご夫妻。各社を巡る中、「妥協しない住まいが叶うと確信できたのはココチエ一級建築士事務所だけでした」とご主人。親身な対応、実際目にした多くの実例に納得し、契約を決めた時には、企業選びを始めて1年半が経っていた。
一番の希望は、回遊できるアイランドキッチンと広いLDK。耐震性を確保するために他社では広さやデザインで妥協案も上がったというが、耐震等級3の住まいが標準仕様という同社では性能とデザインを両立すべくプランを検討。違和感のない位置に柱を据えるなど、さまざまな試行錯誤を重ね、性能を落とさずに希望が叶ったという。2階へと続く階段はスケルトンで、リビングに落ちる美しい光と影が印象的。上部の吹き抜けが、広いリビングをいっそう開放的に見せてくれる。
「ベースカラーはブラックとグレー、そして木材のブラウンに絞りシンプルモダンにまとめました」というS邸は、観葉植物や厳選した名品インテリアとの相性が抜群。デッキの植栽は窓枠でアートのように切り取られ、花瓶に生けた緑も良く映える。一方でトイレや衣装室、子ども部屋のクローゼットには、海外から取り寄せたインパクト抜群の柄クロスを採用。センスのある彩りと遊び心が効いている。
この部屋をどんな風に使いたいか、どんなイメージの空間にしたいか…など、一つひとつを共有しながら家づくりを進めてきたココチエ一級建築士事務所とSご夫妻。両者のセンスが見事に重なり合った、心豊かになれる住まいが完成した。
(ナガノの家 Vol.15 2021年 春・夏号掲載掲載)
「我が家の主役です」という存在感抜群のアイランドキッチン。背後には水回りと収納、目の前にリビングダイニングがあり、見通しの良さと行き来しやすい回遊性が機能的だ。木の温もりを感じられる階段はスケルトン仕様で、デザインと採光性を両立