長野市
株式会社熊木住建
株式会社熊木住建 (長野市)
長野市 / A邸 / 夫、妻、長女、長男
玄関を開けると、木の香りがふわっと広がるA邸。ここで見学会を行って以来、「あの家みたいにしたいんです」という要望が後を絶たない。それは、シンプル&スマートでありがなら、至る所に真似したくなる工夫が凝らされた家だからだ。
住宅雑誌が好きで定期購読している奥さま。実家で見つけたチラシをきっかけに熊木住建の見学会に訪れ、漠然と考えていた家づくりが「ここで家を建てたい」という思いに変わった。「センスが合うんです。熊木さんから提案されるものにはほとんど違和感がありませんでした」と話す。打ち合わせに役立ったのは奥さまの情報収集力。雑誌から集めてきた好みのイメージの写真を共有することでスムーズに進んだ。その上で、新たな提案については実際に見学会で実物をチェック。着工までの間に、熊木住建の見学会には5回ほど訪れたという。
造作家具を作り付けたリビングダイニングは、余計なもののないスッキリした空間。場所を取る食卓は置かず、食事用のカウンターを設けた。「キッチン前のスペースは子どもたちの遊び場。もう少ししたらカウンターが宿題スペースにもなりますね」。常に目の行き届くキッチンは、奥さんのお気に入りだ。一方で掃除・収納のしやすさも吟味を重ねた。
「何よりも嬉しかったのは、子どもが走り回っても叱らなくてよい家ができたことですね」とご夫妻。温もりある無垢材の上を自由に走り回る子どもたちは、最高の遊び場を手に入れたようだ。(ナガノの家 2014年春夏号 vol.1掲載)
ダイニングテーブルを置かず、テレビ台などは作り付けにして自由な空間をより多く確保したLDK。照明は埋め込みのダウンライトを使用。さらに天井と壁の境目にワンクッションの隙間を作る目透かし見切り仕様としたことで、空間がより広く見える工夫も