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安曇野市 / M邸 / 夫婦2人+子ども1人
既製に頼らない世界にひとつのオリジナルキッチン
シンメトリーの三角屋根にカバードポーチ、海辺が似合うサーファーズスタイルのM邸が建つのは安曇野。頂が白く染まる山並みの景観にも、不思議と違和感なく馴染んでいる。中に入るとさらにびっくり。白い壁に映えるブルーのドアとソファ。吹き抜けの横にはらせん階段。自然と明るく気持ちが弾む雰囲気だ。
「海が大好き!子どもが生まれるまでは毎週のように通ってました。マイホームは絶対にカリフォルニアスタイルにしたくて」とご主人。タイル職人であるご主人は南澤建設との仕事が多く、同社の高い技術力にはかねてから信頼を寄せていた。「南澤専務に相談したら、『カリフォルニア住宅をつくるのは初めてだけど楽しみだよ』と言ってくださり、頼もしかったですね」と笑顔を浮かべる。
こだわりはキッチン。水栓やシンクなどは気に入った商品をご夫妻が選び、本体とカップボードは同社制作のオリジナル。ひときわ目を引く大理石調の天板まで、すべてオリジナルにこだわりぬいたキッチンが出来上がった。
また子育て真っ最中のご夫妻にとって、家事動線の良さと暖かい空間は絶対条件。広々とした脱衣所の横には部屋干しスペースを備え、LDKのエアコンを天井付けすることで冬でも裸足で過ごせるほど暖かいという。
「家づくりは楽しく、ワクワクするもの」。Mさんご夫妻を見ていると、そんなことを改めて実感する。ふたりの思いをしっかりと受け止めカタチにした住まいは、家族にとって世界にひとつの特別な場所になった。(ナガノの家 Vol.23(2025年春夏号)掲載)