松本市 ／ S邸 ／ 夫、妻、長男

生活の中心を2階に集約 映えるキッチンが自慢

　リビング、ダイニング、キッチン、お風呂場、トイレ、ベランダなど、寝室や子ども部屋以外の部屋がすべて２階に集まっているＳ邸。この斬新なレイアウトに
なったのは、住宅密集地で家の周囲には建物が隣接しているため「“室内が明るいこと”が譲れない条件だったので、光が射しこむ２階に寝室以外の部屋を配置して
もらいました。周りの目は気にならないし、昼間であれば照明なしでも十分に明るくて快適。住んでみて、大正解だったなと思いました」とご主人。
　Ｓ邸のもうひとつの特徴は、モダンで高機能なキッチンと、そのステンレスの天板に眩い光を映しこむＬＥＤシャンデリアだ。当初、Ｓ夫妻はこのように華やかな
デザインを選ぶ予定ではなかったそうだが、南澤建設と一緒に名古屋のショールームへ足を運んだ際、夫婦揃ってひと目ぼれしてしまったとか。
　「キッチンを眺めているだけで気分が上がります。遊びに来た友人からも好評で、自慢の空間になりましたね」。キッチンからフロア全体が見渡せること、洗面所からバルコニーまでの動線に無駄がないことなどは、奥さまのこだわり。住まい手の要望が作り手のアイデアによって具現化されて、家族が機嫌よく過ごせる家に仕上がった。（ナガノの家　Vol.13　2020年春・夏号掲載掲載掲載）