☎0263-25-2551
安曇野市 / S邸 / 夫、妻、長男
子どもを想う親心と共感力
ふたつが導いた開放的で明るい我が家
キッチンに立ち、開放的に伸びゆく天井を見上げると、2階の吹き抜けに面する窓から覗くご主人と長男のふたつの顔。窓から注ぐ陽光に照らされる笑顔に、思わず笑みを投げ返す。視線を北へ向けると、アイアンのリビング階段が目に入った。奥さまのご実家では、お母さまの「子どもが泣いて帰ってきても、『どうしたの?』とすぐ聞けるように」という意図からリビング階段が取り入れられていたとか。「その言葉が印象的で、我が家にも絶対に取り入れたかった」と奥さま。母から自分へ、そして息子へと続く愛情が伝わってくる。
ご夫妻が家づくりを考え始めたのは、長男の成長を考えてのこと。コロナ禍で外出もままならない日々が続く中、「足音を気にせず、もっと自由に遊ばせてあげたい」との想いが募り、マイホームを求めることにした。初めは住宅展示場へも足を運んだが、知り合いから紹介された南澤建設を訪れ、担当者の人柄に惹かれ即断。初回の打ち合わせで伝えた希望を図面とCGパースで提案してもらったが、「それがまさにドンピシャ」とご主人。明るさと開放感、リビング階段、将来を見据えた1階寝室など、プランには数々の希望が見事に組み込まれていた。落ち着いたトーンの床や木目の天井など、スタイリッシュな内装も理想通りだった。
入居から2カ月経ち、かわいい足音を響かせながら家中を歩き回る長男の姿にそっと微笑むご夫妻。愛息子を想うご夫妻の優しさと南澤建設の共感力、その両者が共鳴して誕生したS邸。「満足すぎて、これ以上の希望はありません」との奥さまの言葉に、その喜びが凝縮されていた。
家族に寄り添う真心が生む
美しい空間と機能美
ディテールへのこだわりもまた、S邸の大きな特徴。例えばキッチンは見学できるすべてのメーカーを回って選び抜いたもの。しかも本来は壁付けタイプのキッチンだったというが、設備選びに同行していた南澤専務が壁を巡らすことを提案し、対面スタイルでの導入が可能になった。ミーレの食洗機や3口のガスコンロなど、使い勝手を追求した設備セレクトもポイントだ。
また暮らしをラクにする一助となっているのが、洗面台や収納の内側など、細部まで工夫された造作家具の数々。空間に統一性を生むのはもちろん、収納品や生活動線を考慮した配置やスペースが、家事効率を上げる間取りと動線を生み出している。さらに同社の勧めで導入した24時間熱交換換気システムが良好な空気環境を実現。厳しい信州の冬でもリビングのエアコン1台で快適に過ごせる気密・断熱性の高さなど、性能面でも万全を期している。
「幼い頃に近所の建前を見て、将来自分も家を建てるなら建前の儀式をしたいと憧れていました。実はその時の建前、南澤建設さんが手掛けた工事だったと偶然判明して」と運命にも思えるいきさつを教えてくれたご主人。満ち足りた暮らしぶりに、その縁はもはや偶然ではなく必然だったのでは?とも感じられた。
(ナガノの家PREMIUM 2022掲載)