松本市 ／ Ｏ邸 ／ 夫、妻、妻の父、妻の母、猫1匹

両親が暮らす部屋数の多い家から 各階に好みとセンスが光る二世帯住宅へ

“好き”が詰まった
ホテルライクの快適な空間

　大理石調のフロアタイルに、高級感を添える間接照明。上質なホテルを思わせる２階LDKでは、ブラックのスタイリッシュなキッチンと、天井までの高さぴったりに組み込まれた背面収納が抜群の存在感を放つ。一方階下に降りると、和モダンの落ち着きある佇まい。ふた間続きの客間をご両親用のくつろぎスペースと寝室へとアップデートし、ホッとひと息つきたくなるような空間が広がっている。
　二世帯住宅とはいえ、これほどまでに趣の異なる空間を両立できたのは、南澤専務が双方の好みを的確に汲み取り、違和感ないように配慮したからこそ。2階での奥さまの希望は、「ホテルライクなデザインと、全身コーデがスムーズにできるドレッシングルーム」。それを叶えるポイントは天井まで届くハイドアで、空間に合わせた特注品をオーダーしたといい、ディテールにも妥協がない。キッチン背面の収納は、炊飯器や電子レンジなど家電一式を収めるタイプ。脱衣室ではミーレの洗濯機を壁に埋め込んですっきり見せるなど、できるだけ生活感を見せない工夫がされている。
　理想通りの洗練空間を実現できた奥さまと、耐震や断熱性能アップから「冬も快適でした」と喜ぶお母さま。満足度の高さはおふたりの笑顔に表れていた。（ナガノの家リフォームリノベーション　Vol.7掲載）