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松本市 / O邸 / 夫婦2人+子ども2人
パブリックスペースと家族の空間を明確に分けた秀逸プラン
「プライバシーを守りつつ、カーテンが必要ないほどオープンに過ごしたい」。家が立ち並ぶ新興住宅地では困難とも思えるOさんご夫妻の希望を見事に叶えた、中庭テラスのある住まい。テラスに設けた高い壁が外からの視線を遮るが、リビングには光が満ちあふれている。
北信から5年ほど前に松本に移り住み、家づくりを決意したおふたり。本誌「ナガノの家」をきっかけに、南澤建設と出会った。「誌面のステキなキッチンにひと目惚れして、すぐに南澤さんに電話したんです」と話すご夫妻は、担当の南澤専務の気さくな人柄、そして同社の技術力の高さに惹かれ、「一緒に家をつくりたい」と心を決めた。
重視したのは、パブリックとプライベートのスペースを明確に分けること。とりわけゲストがくつろげる広いLDKは絶対条件だった。一方で、面積を考えると中庭との両立は厳しい面も。そこで南澤専務から提案されたのが、2階にバスルームを配置するプランだった。「最初はびっくりしましたが、脱ぐ・洗う・干す・しまうの動線がまとまり、家事が凄くラク」と奥さま。1階は全体をパブリックスペースと考え、LDKは中庭と合わせると約33帖の大空間を実現。「1階のワークルームは将来浴室かエレベーターの設置を想定。老後も見据えたプランに脱帽です」とご主人も続ける。
週末になると友人や親戚が集い、テラスやLDKで思い思いの時間を楽しむというO邸。ゲストをもてなすのにぴったりなこの住まいが、楽しい場と時間をこれからも生み出してくれる。(ナガノの家 vol.22(2024年秋冬号)掲載)