塩尻市 ／ K邸 ／ 夫婦2人

一緒に造りあげる楽しさを実感 思いを形にしたスタイリッシュ空間

　モノトーンを基調に赤のアクセントカラーが効いたスタイリッシュなＬＤＫが印象的なＫ邸。完璧なスタイリングながら「初めは家づくりに興味がなかった」というから驚きだ。「１００坪以上の広い土地があれば、家はどんな形でもいいです」というのが、最初の要望だったという。ところがバスルームを選ぶために訪れたショールームで、システムキッチンを見たことが転機となった。それまで潜在意識に埋もれていたこだわりのスイッチが急に入り「住みたい家が見えてきたんです」とご主人。
　テーマカラーは黒と白と赤に決定。メタリックな質感を持つ黒いキッチンには、バーのようなカウンターを設け、背面の壁も天井も黒で統一。大理石風の床でモノトーンの空間を演出した。赤の差し色が効いたカウンターチェアの上にはアクリルの照明を配して、まさにホームバーの完成。リビングは昼白色から電球色に調光可能な
ダウンライトでホームパーティーを演出できる。
　洗面所やトイレのほか、寝室などでも壁紙で個性を演出。「自分の思いをカタチにすることがすっかり楽しくなりました。窓枠の高さの統一や壁紙の張り合わせなど細やかな仕事も丁寧な南澤さんだったら、もう１軒建ててもいいくらい」とご主人。思い通りの住まいの完成で、友人たちと過ごす時間も増えそうだ。（ナガノの家　2017年春夏号　vol.7掲載掲載）