まつけんのリフォーム(松代建設工業株式会社) (長野市)

☎0120・018・416

長野市 / S邸 / 夫、妻

個室だらけの住まいから 家族が同じ空間でくつろげる家へ

 結婚後は早く我が家を入手したいと考えていたSさんご夫妻。「新築や建売も見たけど、どうも“トキメキ”が無い。真新しいモノより味のあるモノが好きというふたりの好みに改めて気づき、中古物件を購入してリフォームすることに決めました」とご主人は振り返る。

 希望は“同じ空間に家族が集まる、落ち着ける家”。個室ばかりだったために可能な限り間仕切りを取り、開放的なLDK空間としている。リビング脇の寝室はあえて壁を設けず、ロールスクリーンで必要に応じてゆるやかに空間を分離できるようにした。反面、「築46年の家屋の風合いを生かしたい」との要望から、歴史を感じる梁は無塗装のままあらわしにし、間仕切りの柱も邪魔にならない範囲でそのままに。柱は造作カウンターを取り付けたり麻紐を巻いて猫の爪とぎ用にしたり、生活の中で上手く活用している。

 高台に建ち、東の遠景に志賀高原、手前に長野市街が見渡せることから、東側に大開口部を設けたのも特徴のひとつ。随所にある窓や欄間を通じ、室内に爽やかな風が吹き抜ける。年月を重ねたからこその豊かな風合いと気持ち良い開放感が同居する、心豊かに暮らせる住まいだ。

(ナガノの家リフォームリノベーション Vol.3掲載)

寝室側から見たLDK。3つの和室と洋室、合わせて4室を市街地を見下ろす開放的なLDK+寝室という間取りに変更した。もとの天井板は外し、構造材をあらわしてこの家の歴史の一片を感じられるように。ダークトーンに塗装したスギの床板と相まって落ち着いた雰囲気

詳細データ

  • 予算/1,501~2,000万円
  • 竣工年月/ 2019年 2月
  • 所在地/長野市
  • エリア/長野
  • 階数/1階
  • 工法/木造軸組工法
  • 延床面積/ 105.15㎡ ( 31.8坪 )
  • 1F/ 105.15㎡ ( 31.8坪 )

平面図

特徴

  • 平屋
  • 趣味スペースあり

長野県の住宅工務店