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長野市 / S邸 / 夫、妻
結婚後は早く我が家を入手したいと考えていたSさんご夫妻。「新築や建売も見たけど、どうも“トキメキ”が無い。真新しいモノより味のあるモノが好きというふたりの好みに改めて気づき、中古物件を購入してリフォームすることに決めました」とご主人は振り返る。
希望は“同じ空間に家族が集まる、落ち着ける家”。個室ばかりだったために可能な限り間仕切りを取り、開放的なLDK空間としている。リビング脇の寝室はあえて壁を設けず、ロールスクリーンで必要に応じてゆるやかに空間を分離できるようにした。反面、「築46年の家屋の風合いを生かしたい」との要望から、歴史を感じる梁は無塗装のままあらわしにし、間仕切りの柱も邪魔にならない範囲でそのままに。柱は造作カウンターを取り付けたり麻紐を巻いて猫の爪とぎ用にしたり、生活の中で上手く活用している。
高台に建ち、東の遠景に志賀高原、手前に長野市街が見渡せることから、東側に大開口部を設けたのも特徴のひとつ。随所にある窓や欄間を通じ、室内に爽やかな風が吹き抜ける。年月を重ねたからこその豊かな風合いと気持ち良い開放感が同居する、心豊かに暮らせる住まいだ。
(ナガノの家リフォームリノベーション Vol.3掲載)